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2008年9月29日 (月)

It's a dankogai world~「弾言 成功する人生とバランスシートの使い方(小飼弾/山路達也)」~書評~

自己啓発系ビジネス書の入り口から入ったら、そこには今まで見たこともないようなdankogai worldが広がっていて、そこから出てみたら、なんだか世の中の明るさに気づく。~そんな感じの本。
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いつからかはよくわからないがネット上で「小飼弾/dankogai」という名前を、よく見かけるようになって、はてなブックマークで何度もこのひとのブログが取り上げられるようになっていた。マッチョとウインプとか言ってる時初めてこのヒト何様なんだろ?と意識した。最初はデザインがごちゃついたブログだなーと思って一見さんで素通りしていたのに、あまりにも取り上げられるし面白いと気づいたので、いつしかRSSを購読していた。ブログ見てて、この本が出るのも知ってたので書店で立ち読みして勝間さんの本「日本を変えよう」と迷った挙句、そっちは次回買おうと決めてこっちを購入。(基本1日1冊しか買わないマイルールのため・・・超迷ったが・・・)

ブログ見てて、確かに、このひとはなんにでも首を突っ込むひとだなーという印象があった。(2chの表現とかも使うし・・・2chなんて見てんだ!)でもそれにしても、この本の言及範囲は想定外にジャンルまたがりすぎてる。いったいどういうカテゴリに入るのか?と思ったらamazonでは自己啓発系ビジネス書に入っていた。この本は何と言うか、、、もりだくさんすぎて「ひとことでいえねー」しかもおもしろい。読書中面白かったとこは角折ることにしてるが、折るところ多すぎで、ほとんど全部折りたかったぐらい。


===内容の盛りだくさんっぷり(自分なりの言葉でまとめ)===

第1章ヒトpart1
自己啓発/労働者と雇用者の問題/読書法/情報との付き合い方(飢えろ。自分で取りに行く。情報のシャワーを浴びない。)/自分を知るための鏡をもて(blog)/何かにハマれ/知ることを楽しめ/今って恵まれてますよ~/自分にしかない強みの発見をして磨けば強者になれる/

第2章カネ
カネの誕生/カネは相互理解のためのツール/バランスシートの質を見極める/仕事/インフレの発生理由/カネの持つ2つの面(モノとヒト)/少子高齢化がなぜまずいか/経済効果をあげるにはどうしたらいいか/何で日本の知的生産性は上がらないか→定量的に考える×定性的ex.体重と食べたものはかる/自分を知れ。自分の属する業界を知れ/自分が勝者になれるゲームを作れ/高級車を金持ちが1台買うより安い車を10人のヒトが10台買うほうがよい(多くの雇用生まれる、そっちの方が高度なテクノロジー必要)。

第3章ヒトpart2
コネの価値/オン・ザ・エッヂで弾さんがやったこと/伸びる社員と伸びない社員はどこが違う?→勉強/他人とのインターフェイスが重要(自分のことを説明できて、人のことが聞けること)/自分の居場所を作るためだけの仕事はするな/人付き合いの方程式、モテの方程式(ほんとに式がある!)/他人を信頼できる社会の方が個人の利益が増える(!)/人付き合いの利益をチェックする(時間、薄利多売)/心の報酬とカネの報酬

第4章モノ
モノは所有できない/回ってる。エントロピーの増大と縮小が起きてるだけ/いいエネルギーさえあれば資源は再生可能。石油に代わる太陽エネルギーやガスもできてる/都市化=エネルギー利用効率高まる/モノのカネ化する仕組みがあれば貧しいところは救われる(ここはよく理解できなかった・・グラミン銀行やマイクロクレジット勉強しよう・・・どっかで聞いたけど??)/ベーシック・インカムは良いっすよ(所得の再分配)/まとめ ヒト、終わってないっすよ
=====================

1章のヒトpart1は自己啓発本を山のように読んでる自分としてはまぁ、よく見る話だな~と。こういうのは基本好きですが、多少ありがち感はある。
2章のカネのところも、簿記の考えで、ぼんやり思ってるようなことを明文化されて、はっきりしたような感じだった。前にブログで見たことも多いからかも。ファンタジー(ヒト)とリアリティ(モノ)のカネって言うのはホント今のアメリカサブプラ大変リーマンハターンの状況でみんななんとなく感じてると思う。考え方としてすごく便利だしポイントだと思う。
3章のヒトpart2のオンザエッジでの話とかはぜんぜん知らなかった。これも自分は好きなジャンルの話だ。かつ、弾さんというヒトについて個人事業主というイメージがすごく強くて、組織の中のリーダーだったって言う像はあんまなかったので、組織で報告とか日報とか、そういうことを重視していると言うのが意外かつ新鮮だった。
4章モノは環境問題と貧困問題を解決しようみたいな規模デカっ!っていう話。前向きだわ。原丈人さんの本でも同じようなテーマで別の解決法を提示していたが、こういう頭のいいヒトたちが環境問題や貧困問題を解こうとしてることは日本や地球の未来って明るいなーと思う(まぁ二人に共通なのは投資家だということで、、、「こういう方向がこれから伸びていくと思ってる投資家が多い」ということは、、、SHARP買えってことか??SHARPの社長さんの本で、新書で面白そうな本出てたんだよなー今度読んで株かおうかな)

自分はビジネス本をたくさん読んでる方だと思うが、ビジネス書ではこんなに奥深くて、盛りだくさん、かつするっと読める本はそうないと思った。間口は入りやすくなってんだが、奥深い。個人的には後半が大変面白かった。ため息が出た。「このヒトほっといたらどこまで行っちゃうんだろう???」と。

dankogai哲学というか、物事を根本から考えようってことをナチュラルに口語でやってる感じになってる。共著のおかげだろうか・・・
(ただし逆に、ブログの文体に慣れていると、「何キャラ??」と突っ込みたくなる。一人称が僕とか、「~ですね。」とか「ですね。」なんて・・・いつも「だ、である」調じゃね?「こんなのdankogaiさんと違う・・・(T_T)」みたいな。でもサブイボ立てながら読んでくと平気になったし、そんなことが気になんなくなるぐらい内容が面白かったんでどーでも良くなった。本から入ったヒトはブログを見て「キャラ違くね?」ってなるんじゃなかろうか。表紙の絵もかわいい系だし。。。どこにターゲッティングしてるのかよくわからん)

とにかく、ヒトがいろいろ書いてるのを読むより読んで見るほうが早い。このworld体験してみて損はないと思う。
腑に落ちきるまでは時間がかかるかもだが。何度も読み返して血と肉にしたい。
アスペクトどーなんだ?田舎の本屋さんとかにあるのかしら?メジャーな出版社じゃなくないだろうか?
自分の見た感じでは、書店によってあったりなかったりな印象。
でも非常に面白かったので、売れる事を願います。

勝間和代さんの本をチラッと立ち読みしたときにも思ったが、前の自分のブログで書いてたようにホントこの人たち政治家になっちゃったりしちゃったりなんかしてくんないだろうか。それが無理でも補佐的なポジションになってくんないだろうか?こういう人たちは、問題はこねくり回すためじゃなく解くためにあるってことを知ってるから斜め上の発想でズバッと解決してくれちゃったりするかもしんない。選挙出たら投票するから出てくんないかな?

まぁでも、そんな日本を想像すると、愉快で楽しい。次の選挙じゃ無理だろうけどいつかは・・・

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